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Ⓙどこで なにを 作ろうが。

Ⓙ可愛いだけのお菓子じゃなかった

2017/11/10 04:46 お菓子 作りおき 趣味 くらし


地味だけど風味豊かで確実に美味しい焼き菓子を好む私にとって、

派手で可愛いマカロンは、私のジャンルではないと思っていた。

しかし、

美味しいマカロンに出会った。

見た目重視。味は二の次だと思っていた。ゴメンナサイ…


「この、作り方を知りたい。」

食べて美味しかったものを、作った本人に習う。

これ以上の先生は見つかるはずがない。


帰国までに、心残りを少しづつ減らそうと、

そのマカロンを作った友人に作り方を習う事にした。


これまで何度か作ったことはあるが、うまく行った試しがない。

というか、正直、”どうなれば成功なのか?”すらよく分かってなかった。

頻繁に買って食べるものではないし、

目指す食感や完成形もぼんやりしていた。


私と友人の間に生まれる空気

食べたいから作っているのではない。

食べさせたい人がいるから作っているのも少し違う。


ただただ、作るのが楽しい。

どうしたらもっと上手く出来るか?

こうしたらもっと美味しくなるんじゃないか?

次はもっとこうしてみよう、ああしてみよう・・・


作るジャンルが違うけど、根底にあるものは同じ2人。

だから一緒にいると、話は尽きないし、いい空気が流れる。

何度もマカロンを人に教えている彼女はポイントを絞って

分かりやすく教えてくれる。

生地を乾かす時間が必要だから、

作った生地をすぐに焼くことができない。



前日に違う色で生地を作って

乾燥させてくれていて、

ちゃんと焼く練習もさせてくれた。


イチゴクリームを挟んで持ち帰り。

私、ちと焼きすぎちゃった・・・(^^;





私が作って

乾燥中の生地…


天板持参、の意味が分かった。

このまま水平を保って

家に持ち帰った。






翌朝、練習通り焼き上げて、

ガナッシュをIN❤️ か、かわいい。

百聞は一見に如かず。だね。習って良かった。


コラボ。やっぱり可愛い❤️

写真撮りたくなるわ、これは。


たった1人で1000個のマカロン

10月下旬。あるイベントの為に、

彼女は1人で1000個のマカロンを作った。

単純に、2000個以上焼いた事になる。


余った卵黄の使い道。

こっちの、目の粗いアーモンドパウダーを

大量にふるいにかける手間。

作った事なければ分からない苦労が、

私の目に浮かんでは消える。


ラッピングを手伝いに行った時、

彼女は疲れた様子も見せず、

嬉しそうに語っていた。



「ねえ、みて‼️抹茶は、こっちの天板だとキレイに焼けるけど、

違うのだとシワが寄っちゃうの。でも、きな粉は、逆なんだよ!

あとね、きな粉とアーモンドパウダーの配合が・・・略・・・」


「そーなんだぁ…」


作ったコトない人は、

誰も話についていけない(^_^;)


10年以上、こんなにも焼き続けて、まだ何か新しい事に出会う。

趣味を持つのは、ホントに幸せ。

そして、私は彼女と出会えてホントに幸せ。


もし、2度と会えないとしても、

私は絶対に彼女を忘れないだろう。

だって、教えてもらったレシピがあるから。


ヒトから習ったレシピは、最高の思い出。

作る度にその人の事思い出すもんね。

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