一人暮らしの準備。
今時の、大学生の一人暮らし準備は、
至れり尽くせりで、
物件なんて、
合格前から仮予約なんて当たり前に出来るし、
必需品もセットでまとめて買って、
引越しに合わせて届けてくれたり、
学生会館なんて栄養バッチリのご飯と家具家電も
完備されて、何も準備が要らなかったり。
…と色々便利です。
娘はどれも利用することなかったんだけど。
向こうで気に入ったものを買うから
必要最低限の荷物で良いとの事で、
あまり買うものも無くて、
引越し業者も頼まず、段ボール何箱かを
宅急便で送るだけで簡単に済みました。
先週末。
晴れて一人暮らしをスタートした長女です^ ^
今は、寂しさなんて微塵も感じることなく、
新しく届いた家具に囲まれて
(と言ってもベッドと机と鏡だけ)
ずっとニヤけているらしい(笑)
ちょこふみ ルール
旦那さんと相談した訳じゃないですが、
私は、子どもたちが幼稚園の頃から言って
聞かせていた事があります。
「この家に居られるのは、20歳までだよ。」
幼稚園の頃からってのがすごいでしょ?
ほぼ洗脳…( ̄▽ ̄;)
子どもがタイミング良く家を出ると言うのは、
すごく大事だと思っていまして。
未だに実家暮らしの独身兄を持つ、
一人暮らし経験無しの私が
ない頭で考えた精一杯の結論なんです。
※あくまでも我が家の事情からこのような
考えに至ってるだけで、
世の中の実家暮らしを否定するものでは
ありませんよ〜それぞれの形があると
思いますので。
この春から高校生になる末っ子少年は、
既に大学を視野に入れていて、
姉に習い、早くも家から出る気満々です^^;
次女は、家から出ないと一生痩せられない、
とか言ってるし(^◇^;)
目的も個性が出ますな。
…という事は、あと3年で我が家は
旦那さんと私だけになるって事⁉︎
たった3年…
最近、100日後に死ぬワニが話題になって
いますが…
私は、
"子どもと過ごせる時間が残り3年"
と終わりを意識して過ごして行こうと思っている
今日この頃です。
長女は、16歳から離れて暮らして居て、
大学受験後は4カ月ほどうちに居ましたが、
もう、気持ちは完全に自立してたなぁ。
家にいる間、せめて美味しいものを
食べて欲しいと色々作ってはいましたが、
リクエストに応えられなかったもの多数。
あれも、これも作ってあげてない…と
心残りもたくさん。
もう、美味しいもので繋ぎ止めておく事が
出来ない…って言う当たり前の事実も
思い知った。
最後に作った食パンは、
"春よ恋"と言う小麦粉を使って。
ハチミツを
たっぷり塗って、
美味しそうに食べる
姿を見て、
何だか急に淋しく
なってしまった。
こんなに美味しいモノがあるのに、
貴方は出て行くんだね…( ;∀;)
長女との真面目な最後の会話。
私「大学卒業して、こっちに就職するつもりは
ないんだよね。
もう、家に帰って来る事はないね」
娘「そうだね。もう帰って来ないかな…」
しばらく実家に帰って来るって言うと、
大きなダメージ…何か良からぬ事を
想像してしまうのだ。
私「連休とかの帰省は大歓迎だけど、
帰って来ないで良いように、
元気にやりなさい。」
娘「うん、そのつもり!」
もちろん、困ったことがあれば、
いつだって帰って来ていいんだよ、と
付け加えて。
笑顔で旅立った娘を見て、
もう、親が用意した安全な居場所はお役ごめんで
自分の居場所作って行くんだなぁ、と
ぼんやり思っていた。
成長は嬉しくて、心からホッとしてるのに、
この寂しさは何なんだ⁉︎
母もこんな思いをしたのかな?
この春がいつもの春と違うのは、
コロナのせいだけじゃないみたい…
Stand by you.
『あなたを応援してます』の意。