パン作りは奥が深い。
バゲットなんて、一生かかって楽しめそうだし、
地味だと思ってた食パンだって、
意外とバリエーションがあって、
このところ、世間は盛り上がっている。
家庭で、ひとつの種類を極めるのには、
家族の協力無くしては難しい。
何度繰り返し作ろうが、飽きずに食べてくれる。
これほどの協力があろうか!?
ベーグル熱、再び。
初めてベーグルというものを作ったのは、
3年以上前のこと。
焼く前に"茹でる"と言う一手間が、どうにも
面倒だなぁ、と思っていたけど、
初めてツルピカに焼き上がったベーグルは、
表面に艶出しを塗った他のどのパンとも違い、
虜になった。
最初の頃は、プレーンなベーグルばかり作り、
具を挟んで食べていた。
長女が家を出て、荷物を送る度に、
ベーグルをいつもリクエストしてくるように。
いつも、そのまま食べるとの事だったから、
味や入れるモノにバリエーションを意識する
ようになった。
少しだけでも、栄養とかも摂れたらいいな、
と言うことも少し考え。
わかりやすいパン。
その日の天気や湿度で、水分量などを調節する、
なんて職人技は、私には無いのですが、
ベーグルは、ちょっとした変化で、
私でも、出来上がりの違いがハッキリ分かる。
代表的なベーグルの特徴は、
・水分量が極力少ない
・発酵時間が少ない
ということ。
一次発酵が無いから、完成まで短時間。
夕飯後でも気軽に作れるのは魅力。
でも、最近は、
色々なレシピをお借りして、
水分量を増やしたり、発酵時間を取ることで、
仕上がりが全く違うのを楽しんでいます。
私みたいな素人でこんなに違いが実感できる
パンってなかなかないんじゃないかな〜!?
最近作ったこちらは、
ヨーグルトで仕込み、一次発酵を取ったレシピ。
茹でているから、見た目こそ普通なんだけど、
柔らかくて歯切れが良いから、サンドにしても
すごく食べやすかったなぁ♪
発酵を通常のパン並にとったり、
水分量を多めにすると、柔らかくて食べやすい
ベーグルになるんだなー、とたくさん作って
実感している。
輪っかに成形する時点で、生地が柔らか目で
繋ぎ目がスムーズにくっつくと大抵
柔らかいベーグルになる。
一方、
水分量がまとまるギリギリ、
かつ一次発酵を取らないと、
繋ぎ目がくっつきづらく、茹でる時に離れて
しまったりもするけど、
ムギュっと、噛みごたえがあるのができる。
顎が疲れる位が好きな場合は、最高です!
…という事で、
実は。
ベーグルって、
結局めちゃくちゃアバウトに作れる!!
\\\\٩( 'ω' )و ////
って話ですね。
発酵は、1.5倍になるまで、2倍になるまでとか
関係ないのよね〜。
自分の好きなタイミングで切り上げれば良し。
茹でてすぐにオーブンに入れないと
シワが寄って艶ピカにならないから、
成形して10〜20経ったら(最終発酵)
お湯沸かしつつ、オーブンを余熱始めとくのが
唯一の大事なポイントかなぁ。
××××××××××××××××××××××××××××
何か挟んでも、邪魔しない程度の味だけど、
栄養面でもちょっとプラスアルファ、
みたいなレシピを探すのが、楽しみ。
最近つくった子たち♪
⬇️
⁑ブランベーグル⁑
⁑玄米粉ベーグル⁑
⁑プレッツェルベーグル⁑
⁑米粉ベーグル⁑
⁑豆腐ベーグル⁑
これらは、具を挟んで良し!!
そのまま食べて良し!!
リピ率高しっ(`・ω・´)
って…絵面が全部同じだわ(^◇^;)
他に、最近リピしてるおすすめベーグル!
冷凍庫にある、
実家の小粒で酸っぱいブルーベリーの
救世主レシピ!!
若干、邪魔だと思っていたブルーベリーが、
宝物に変わったような気がする…
クリームチーズを巻き込んで焼けば、
そのまま軽くリベイクするだけで、
まぁー、興奮する美味しさよ。
こんな風に、お気に入りベーグルレシピが、
増えてニンマリ( ̄▽ ̄)
本当のベーグル⁈
最近、とあるカフェでベーグルを頂いたのだけど
まぁ!
手で簡単に千切れないは、
簡単に噛み切れないは、
噛むと一塊になって顎が疲れるは…
でも、しっかり噛むから、
口の中に居る時間が長くて、小麦の味を
しっかり感じたし、満足感が凄かった。
これが本来のベーグルなんだろうな。
チビチビ作ったり、
大量生産したりしながら、
長女に送って、ちょっとした達成感を味わう。
最後に。
ブログタイトルの、
「終わることのない人生の輪」
と言うのは、17世紀のポーランドで
安産祈願や出産祝いに輪っかのベーグルが
送られていたとか…
これは美談かも知れないけどね^^;
実際には、
茹でて強制的に発酵を止める為、
目が詰まったパンの火を通す為には
合理的な形なんだそうです。
ヘルシー思考なニューヨーカーが食べている‼︎
なんて、
現代は、ベーグルだけじゃなくて、
色んなモノが勝手にイメージされてるけれど、
何かが生まれる時って、
とても地味な理由で、それしかなくて、
仕方なくて、でも工夫してってものが
ほとんどなのかもしれない。
イメージや流行に踊らされず、
生まれたものがずっと生き残って行くのかな。
私の人生においても、
ベーグル探求は、終わることはないのである。
"輪"の形、
作って、食べて癒されよっと。